まあ、君が運と言うならば

 

「僕は運もいいんだなって思いますね」

 

ポジティブな男だなと思った。

私の中で運というものは「最後にひと押ししてくれるもの」だと思っていて。

どんなに運が味方についていても自分が努力して作った地盤の上でないとその運はちゃんと働くことはない。と思ってるところがある。

高橋が自分は運のいい人間だと言えばまあそうなんだな〜とは思うけど、その運がきちんと働いたのは自分が今までやっていた地盤があるから、ではないか。まあデビューできるのはほんの一握りだよなと思えばめちゃくちゃにラッキーボーイだよな、高橋恭平。

 

あのさー、姉ちゃんの年齢ちゃんと覚えててくれん?こちらも真剣にアーーーッてなりたいから。

僕は帰りたかっただけなので無心でボーッとしてた高橋恭平、そんな無欲な勝利で掴んだ入所だったのなら本当にイヤだと思ったらすぐ手放すことだって出来たはずなのにやめなかったのはコンテンツを消費しながら見かけた負けず嫌い!と言っていたところも関係しているだろうが、自分を無気力と表現した性格のおかげなのかな、と思ったり。自分に無関心なところもあったからこそ続けられたのかな。

逃げ場のない小さな空間でとにかく目立つのがイヤだった人間が毎日視線に晒されるようになるの、相当ストレスだったろうなあ。ずっと寝たフリで過ごしてた高橋恭平、生きる少女漫画だな。とオタクはそれさえも彼のイケメン人生に沸いて消費してしまうけれど。当時の高橋恭平はかなりストレスだったろうに。それを受けてまでも続けきれた本人の根底のポジティブな力に脱帽した。

「踊るのが恥ずかしい」「ほっといて」「どうせ」とどちらかと言うとネガティブなJr.人生を送っていたけれど、業界に入って出会った人間の良い影響を受けて成長する吸収力は、気付けば大人に勝手にセットにされてた2人が前に進んでいくのに腐らず俺も頑張ろうとできる根性は、確実に今の彼の味方、武器になってるんだなあ。

 

「デビューできないのは俺のせいだと思った」

ポジティブ、ナルシスト、周りも下げないが自分も下げない人間からの自分を卑下するような発言。

デビュー発表の頃、私はなんかまいジャニにおったやつのイメージしかなかったわんわん泣く高橋恭平を、好きになってから見ると見え方が変わったと思うし、一生理解しきることはないだろうけどインタビューを読み終えて、なんとなくあの日の解像度が上がった気がする。

 

デビューさせてもらえるってことは「最低限認めてもらえたのかな」

他人の評価を気にしない。と、飄々としてるように見えて相当気にしいな人だな。と思った。今までのジュニア生活自分は自分だし。と思っているところが大きかっただろうし、他人はどうでもいいと思っていた人間がチームとして動くことになり、自分の行動を慎重に振り返らざるを得なくなったこと、チームを思って動かざるを得なくなったこと。どんどんチームに愛着が湧くほどデビューに対して足を引っ張っているのは罪悪感も出てくる。自分の立ち位置を確立するためにもかなり俯瞰して見ていたと思うけれど。チームが一歩先に進むため、大きくなるために。周りと自分を俯瞰して見て、模索して、もがいた先に、やっと掴めたデビュー。そりゃ人一倍わんわん泣いちゃうよなあ。

 

デビューを掴むことができたなにわ男子のメンバーになって、メンバーと共に歩いて、沢山のことを気づいて学んだ高橋恭平が、「大好きなメンバーが目指したい場所なら、俺もついてく」「誰よりも信じている6人が叶えたい夢を、俺も一緒に叶えたい」「メンバーを守る盾になりたい」と考えるところに優しいなあと思ったり、そんなにいろいろ抱えてどうすんだと思ったり。自分が大切なものに底抜けに優しい高橋恭平、好きだな〜(大の字)

会いたかったのは僕達だけじゃなかったと、会場に来てくれるファンにありがたいと、感じてくれて、時には拠り所だと言ってファンに背中を預ける様な仕草を見せてくれる高橋恭平の優しい部分に、高橋恭平、どこまでも優しくて「アイドル」なんやなあ〜。と実感した。

 

彼のインタビューを読んでみて、インパクトに残る程に多用されていた「運」という言葉。確かに運はいいのかもしれないけど歩んだキャリアが実になったのは運だなんてそんなゲーム要素なものではなく、結局は高橋恭平の「努力」なんだよと思った。「恩返し」という言葉を使うのは彼らしいな、と思ったけど、君の努力は、君のためのものだったよ。そしてこれからする努力もこちらに返すものはないよ。君だけの、君のチームのためだけのもの。

ポジティブだけど自分を分析しながら、少しネガティブな側面も掬い上げて自分の中に落とし込んでいくような考え方をして、経歴を振り返る中、「うまくいったのは運が良かったから。」と言えるのは彼が発する言葉から感じられる謙虚さもあるけれど、なんとなく持てなかった自信、無気力だった過去、色々ひっくるめた中で、運が良かった。と表現しているのかな、と思う。

私は彼がデビューを掴むまでに努力していた頃を知らない。だけど、彼が続けた努力は確かに、至る所に散らばっているのだ。それを拾い上げて眺めて、その時のファン達の気持ちを追体験して、その努力を感じることができる。だから、運が良かった、だなんて言わずに努力した結果だと、いつか。

君がこの結果を作り出せたことを運と言うのなら、オタクは君の努力が作り出した結果だよ。と、

 

 

最後になんだけどさー、紫に黒字はやめてくれんか?目がチカチカするので活字はしっかりめに活字として摂取したいので小説くらいのノリでやってくれん?グラビア、別ページでいいしなんならもう10,000字やってる時は、いらん。(10,000字初心者)